MEIKO

世界で一番美しい少年のMEIKOのレビュー・感想・評価

世界で一番美しい少年(2021年製作の映画)
3.0
激動の一生。
ギリシャ彫刻のような類を見ない美しさを神から与えられた少年。
完璧な非の打ち所がない美しい顔と上品な佇まい。
それに憂いと陰を含み、静謐と知性まで感じる。
人間は美しいものに平伏し畏敬の念を感じる。

しかし、彼には虎視眈々と狙うゲイ、マスコミから守り、保護してくれる身内がいない。
野心家の祖母に利用される。
シングルマザーの母親は自殺?
幼少期、同じ年産まれの妹と双子のように仲良し。
自身の息子も乳幼児突然死症候群でなくし、家族の縁が薄い、、。
彼の異常な老けようと、苦悩に満ちた顔を見ていると、その後の人生の苦渋がいかほどであったかを物語る。
児童虐待防止などなかった時代。
人生を狂わされ翻弄された一人の美少年の悲しいドキュメンタリー。

日本人が一杯出て来てビックリした。
MEIKO

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