ジム・ジャームッシュのナイト・オン・ザ・プラネット/Night on Earth(1991)にインスピレーションを受け
生み出されたクリープハイプの楽曲をベースに作られた作品
タイトル通り、ひと組のカップルの戻れない日々をちょっと思い出すという話です。
個人的には、池松壮亮×伊藤沙莉の組合せというだけで高まりました。
怪我でダンサーを諦めた男とタクシー・ドライバーの女
ジャームッシュの作品とリンクする部分もあったり、
何より、日常が静かに紡がれることによって妙にリアリティがあり
なんだか、自分のこととして見てしまっていたり
自分の過去をつい思い返してしまうような感覚にもなり、
観る間、ずっと心がギューッとなってました。
もう戻れない日々…と思うとなんだか切なくなりますが、
東京国際映画祭の授賞式で松居監督が「過去も現在も等しく抱きしめるように」という言葉にハッとしました。
そうそう、過去だって大切な自分だ。
早春の公開と聞き、これは観終わった後、外に出たら寒さを感じる時期に観たいなぁと
思っていたら、2022/2/11に決まったようですね。（地域によって異なるかもしれません）
ちょうど他作が公開になり、沙莉ちゃんが国民の元カノみたいになってますが、
松居監督のコメントにある、花束～とも、ボクたちは～とも全く違いますよ。
照生と葉のお話です。
公開をお楽しみに。
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東京国際映画祭の1回目の上映で鑑賞
コンペティション部門での出品で、昨日「観客賞」と
特別に設けられた「スペシャルメンション」を授与されたそうです。
おめでとうございます！
