途中まではダラダラと長ったらしいなーって思って見てたけど、中盤から急にダラダラ感が無くなって流れ始めて、最後は、なんだか寂しいような切ないようなくすぐったいような気持ちになった。
好きか嫌いかで言えば好き。
池松壮亮くんと伊藤沙莉さんがW主演って感じ。
脇役のチョイ役が豪華で、実力派の役者さんなので説得力出してる。脇役なのだけど、ちゃんとそれぞれの人はそれぞれにとっては主役なんだろうなって。ただの記号では無い感じ。
永瀬正敏さんは無駄遣い感あったけど。
とはいえ、あの手の役は似合うねー。
ある男女の、一年のうちのある1日を、一年ごとに遡っていく(ふと思い出してみる)という構成の作品。
時系列を逆にしてるからこその切なさ。
甘酸っぱさ。
そんな空気を楽しむ映画でした。
誰にでもあるであろう過去の恋愛の、何かしらのそんな恥ずかしいような照れ臭いような経験を思い出してちょっとしんみりしてみる感じ。
30代くらいの人に1番刺さりそう。