オンライン試写にて
記憶に新しいタイの洞窟遭難事件のドキュメンタリー。監督は『フリーソロ』のジミー・チン、 エリザベス・チャイ・ヴァサルヘリィ。
日本でも連日報道されていたが、こうしてドキュメンタリーで改めてみるとその救出の難しさや洞窟潜水士達の凄さに頭が下がる思いである。
本人達のインタビュー、当時の映像、CGなどをテンポよく繋ぎ合わせて当時の緊迫感や焦燥感がしっかりと伝わる作品となっている。
それにしても洞窟潜水士はクレイジーだ、と映画でも言われていたが私もそう思う。
この洞窟も救出のために片道2時間半以上狭い空間をダイビングしている。往復5時間。
大人ですらパニックになって救出が難しかった為に子供達は麻酔して気を失わせて運ぶことになるのだが、普通の人はあんな狭いところのダイビングはパニックである。見ているだけで苦しくなった。
民間の潜水士達はボランティアでも使命感を持って集まり、その重圧と責任と戦いながら救出作戦を成功させる。その責任感たるや。まさに英雄である。
その他救出作戦に関わった5000人もの人たちに改めて敬意を持つドキュメンタリーである。
本当に成功して良かった。
