このレビューはネタバレを含みます
『アウシュビッツの生還者』観てきた。原題は『The Survivor』なので直訳すると「(あの)生還者」なので邦題は「蛇足タイプ」。
生来の拳の強さでアウシュビッツからの生還し、アメリカでプロボクサーになったハリー・ハフトの半生を息子アラン・スコット・ハフトがつづった実話をもとに映画化された作品。
監督は、自分が学生時代だった頃に「レインマン」、「グッドモーニング、ベトナム」、「ナチュラル」といった大作映画のメジャー監督のイメージの強いバリー・レヴィンソンだが、本作も含め、今も精力的に監督作品を作り続けていることのは敬意を表したい。
2時間超の映画で正直、終盤まではやや冗長に感じたが、終盤は一気に魅せる。
「ボクシング映画」というよりは「アウシュビッツ映画」というジャンルなのかと思ったけど、最後まで観ると「家族愛映画」というように感じた。
過去を大切に想いつつも、現在(いま)を懸命に生きることが大切というメッセージを受け取れる作品。