イギーポッポ

よだかの片想いのイギーポッポのレビュー・感想・評価

よだかの片想い(2022年製作の映画)
3.0
コンプレックスが強ければ強いほど、解放する鍵を見つけた時は出力が大きい。それがまた久々の(初めての?)恋愛となれば。
イケメンの年上の映画監督って、ただでさえ若い女性はクラクラするヤツやん。それがこのコンプレックスごと受け止めてくれる男となったら。
ただまぁ、虚構を作り上げる事に命をかけてる人の世界とお付き合いしていくには、真実でしかない顔のアザは断裂でしかないのかも。

でも世界中の誰とも共有できない傷やアザや痛みこそが自分のコンプレックスでありながら最大のアイデンティティなのだ。気安く触れた気になるな。
だから気高き孤独が成長とともに強さとして成長するのだ。