FUJIIYOSHINORI

SAYONARA AMERICAのFUJIIYOSHINORIのレビュー・感想・評価

SAYONARA AMERICA(2021年製作の映画)
3.5
こんな雰囲気のある佇まいの大人になりたい。
細野晴臣のアメリカに対する愛が溢れたライブドキュメンタリーだった。
戦後のベビーブーマー世代にとって、アメリカンカルチャーとは一体どれほど影響力があるものだったのだろうか?
ミレニアル世代の自分にとっては計り知れないものがあるが、そこから授かったものが血と肉となり、極東独自のフィルターを通し、シティーポップ文脈を経て、またアメリカへ還っていく。
アメリカの若い世代が映画のなかでもコメントしていたが、Z世代の耳に細野さんの音楽がどう聴こえるのか興味深い。
北米ポップミュージックのメインストリームでもサンプリングされ再定義されている昨今、今後どのような展開になっていくのかが楽しみ。

また、普通70代の方がホカオネオネのような厚底スニーカーを履くと老人感が増すような気がするが、細野さんのスタイリングはとても格好良かった。もちろん細野晴臣だからなのだが、スタイリスト誰なんだろう?
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