喵來

キリング・オブ・ケネス・チェンバレンの喵來のレビュー・感想・評価

5.0
怖かった。ただひたすらに悲しくて怖かった。
感動でもなんでもなくただただ怖くて泣いた。
映画館で見るべきだコレは。

白人、男、集団心理、公権力、ホモソ、無知、想像力の欠如…
人特に男は集団になると盲目的になるし耳もなくなる
ただでさえ聞こえてこない女の声が空気よりも軽くなる
大きい声を出した方が勝ち声のデカいやつが正しい
想像力の欠如ではあるが、妄想はどっちだ。

シチュエーションスリラーとしてはギルティのオリジナルが1番だと思ってたけど、ゆうに更新された。
どうせ脚色だらけと思ってたけどとんでもない。
録音通り。

決定打が何もなく少しのイライラの積み重ねというのが説得力


あんなだから南部のどっかかと思ってたけど、ホワイトプレーンズってNyなのか。というのがまたアメリカへの恐怖
当然彼には去年のみならず公民権運動時の記憶がたくさんあって白人警官への恐怖は想定以上にある。

主人公ちゃん、ハンニバルのバーニーくらいしか印象にない役者さんだけどあまりにも上手かった
喵來

喵來