上映後舞台挨拶あり
公開直後の渋谷ユーロスペースで観たいと思いつつ時間が合わず諦めていたところ、ようやく池袋シネマロサにて公開が決まり鑑賞できました。
まず実際にあった事件を基にしているということに驚きを感じつつ、でも高齢者と一言で言ってもそりゃあいろいろなひとがいるよな、と言うのが率直な感想。
子供、若者、女、男、と言ったって十人十色なわけですし。
確かに行っていたことは違法だったのかもしれないけど、それで生きることに前向きになったり、希望が持てるようになったりする人たちもいるわけで、その辺の法の抜け穴と言うか、うまく対応できるようなシステムがあれば結末は違ったのかな、と思いました。
本作はティー・ガールズたちの話に主軸を置きつつも、運営側の若い面々の家族や周囲との関係性や生きづらさにも焦点を当てているのが良かったです。
とくに主演の岡本玲さん。おそらく初見でしたが、母親との葛藤をうまく内面から演じ切っており、表情ひとつで魅せる演技は見事だったと思います。
キャスティングはワークショップでオーディション行ったというだけあって、演者の皆さんはさすがという感じでした。
あっ、冒頭から何回か出てきた「承知でーす」が妙に耳に残っています。
それと劇中マナが住んでいるのがアーベイン浅草なのがちょっとニヤッとしてしまいました。
