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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービーのtoymakers0g0のネタバレレビュー・内容・結末

3.7

このレビューはネタバレを含みます

Illuminationの作った「スーパーマリオ」の映画。
なので、味付けはちょっとキッズ向けなのである。(とはいえ、作中の挿入歌に80年代の曲を使っていたり、ファミコン世代の視聴者よりちょっと上の世代がノスタルジーを感じる演出はあったと思う。宮本さんの趣味か?)

ゲームとしてのマリオの設定は周知のものとして説明を省略しているのは良かったし、逆にマリオとルイージのオリジン、兄弟の絆をストーリーの縦糸にしたのも良かった。
ピーチ姫のキャラクター性もただのトロフィーにならない、今風になっているのは興味深く、それによってマリオとの縁ができていく過程を描いていたのは自然でよい。

ビターな展開や、大人の心を揺さぶるようなシーンはないが、「スーパーマリオの映画」としては、ブレもなく、逆に大きなプラスもないかもしれないが、求めていたもので十分埋め尽くされた作品であった。
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