龍生

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービーの龍生のネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

期待以上に面白かったし良くできてる。
どこぞのドラゴンクエストの映画にも見習ってほしいくらいにマリオに対してのリスペクトを感じる。

我々ファミコン世代にはたまらん。
ただマリオとかその他任天堂ゲームをほぼ知らん人からすると色々な小ネタが分からんからどうなんだろうな。
マリオ知らなくても大丈夫だけど、知ってるか知らないかでこの映画への評価は相当な温度差があるとは思う。

ゲーム内の曲が使われるだろう事は普通に予想出来たが、80年代に日本で流行った洋楽が使われてたりとか予想外だった。相当日本人のファンに寄せて来てる。
ヒーローは海外からすると日本てイメージな曲なんだな。
ブレッドトレインでも使われてたし、直近の海外映画でヒーローを2回聴くとはね。
開始早々マリオ映画でキル・ビルの曲聴くとは思わんかった。80年代じゃないけど。

自分的に一番衝撃だったのは、マリオから見てキノコ王国は異世界だったことだわ。
マリオを子供の頃から知ってる世代からすると、普通にあの世界の住人だと何の疑いも持ってなかったが、考えてみればただの配管工のオッサンが姫助けに行くとか確かにおかしいよな。
マリオが異世界から来たって言われたほうがなんかしっくり来るわ。

そして今回設定がピーチ姫じゃなくてルイージを助けに行く設定。
ゲームじゃ毎回捕まってるが今回はそうじゃない。ちょっとだけ捕まるけど。

初めてマリオカートがゲームで出た時、あんなに毎回捕まってるピーチ姫はっちゃけすぎだろ!って思ってたが、この映画のピーチ姫とキノピオはおそらくマリオカートのイメージって感じ。
ていうかお転婆通り越して普通にピーチ姫強すぎだろ。現状マリオより強い。

ラストちょっと雑な終わり方と言うか、現実の世界にクッパとかドンキーコングがやって来て暴れてるのに、そこに関して周囲の人は何の疑問も持たずに受け入れてるのがなんか雑って思った。その辺ちょっと不満だけど細かい事は気にするなって事か。

続編ありそうな終わり方だったから2はおそらくやるだろう。
龍生

龍生