Wacky55

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービーのWacky55のレビュー・感想・評価

3.8
Wacky 55、今年最後の映画レビューとなりました。
まずは、日本語がぎこちない私の映画レビューに対して、たくさんのいいねをいただいたことに深く感謝を申し上げます。誠にありがとうございます。これからも共感、そして楽しんで読んでもらえられる映画レビューを書き続けていたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

さて今年最後の映画レビューで選んだ作品は、2023年に公開、任天堂とイルミネーションが共同製作をした、ザ スーパーマリオブラザーズムービーです。 主人公のマリオの英語版にはクリス プラットが担当。

総合評価: 3.8

演出/脚本等: 3.8 
シンプルでそして展開が非常に分かりすい王道なストーリーではありますが、そのぶん、ゲーム要素が多く組み込まれているのはもちろんのこと、アクション場面での迫力さ、そしてコミカルと見事なオチ全開の演出(例: 訓練用コースの練習、マリオゴールできたかと思いきや…)に惹かれてしまいました。そのうえ、 個人的にキャラクター設定もかなり面いなと思いました。例えばピーチ姫に関しては、普通ならちょっとマイペースでおっとりとしたイメージが強いのですが、本作に関してはかなりクールプラスアグレッシブに描かれていたり、他にも、男気の印象があるドンキーコングは、ちょっとファンキープラスヤンチャな感じで描かれたり、悪童の印象が強いクッパもピアノで熱唱したりとコミカルな部分が描かれていたりと、いつもと違う形で描いた所は非常に良かったですし、流石イルミネーションだなと思いました。子供達はもちろんのこと、ゲーム(マリオ)をやってきた幅広い世代の人々でも非常に楽しめる、平和的な作品でした。そして最後は続編のフラグ? 確かにあのキャラクター本作に登場していませんでしたね。楽しみです!

声優: 3.7
ゲーム版ではあまり言葉を発するレパトリーが少ないキャラクター達が、映画では完全にベラベラ(笑)。最初予告を見た時は少し違和感みたいなものはありましたが、見てみたら全く違和感みたいなものはありませんでしたね。新しい形で描かれたマリオ達を、声を担当した俳優陣の貢献度はかなり大きいと思います。

アングル等: 3.9
かなり視聴者を楽しませてくれるアングルワークが取り入れており、見ていて非常に楽しかったです。例えば、冒頭のブルックリンでの横スクロールを思わせるアングルやマリオカートシーンなどのpov または主観アングルはゲームの世界に入り込んだのかと思わせるほどの魅力的なアングルワークでとても良かったです。

編集等: 3.7
まず、アクション場面でのキャラクター達のモーションが非常にリズミカルでテンポのいい動きをしていて、とても見応えがありました。絵に関しては、迫力ある情景描写で圧巻でした。さらに音楽に関しても耳馴染みのあるゲームBGMを我々視聴者が楽しんで聞ける軽快なアレンジにしたことは高評価といってもいいでしょう。ただ一方で、スローモーションが多用している部分に関しては個人的にはあまり...ちょっとやり過ぎかなと思いました。
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