総合格闘家だったジャッキー(ハル・ベリー)は荒んだ生活を送っていたが、タイトルマッチでの復帰のチャンスを得る。同じ日、かつて育児を放棄した6歳の息子が父親を亡くし、ジャッキーのもとへやってくる。息子のため、人生を取り戻すために、彼女はタイトルマッチに挑むことになる。
悪い男や母親との過去などの苦難を乗り越え、子供との関係を築こうとする前半はなかなか良かった。
ただ、試合のチャンスを得るまでの過程も、バトルそのものもイマイチ。「ウォーリアー」と比べてしまうと全く物足りない!
特に後半、パニック発作とか、母親との対立とか、複雑にいろいろ盛り込み過ぎの印象だ。妙に解説調のセリフが入ったりして不自然だったし、極めつけはトレーナーとの関係。あれはなんだったんだろうか…???
親子関係にフォーカスした方が良かったんじゃないかなー。
ラストの息子の豹変もめちゃめちゃ不自然だった。
一方で監督主演のハル・ベリーの肉体改造は凄かった。年齢的にあれだけ動けるって尊敬しちゃう。