シネオ

リコリス・ピザのシネオのレビュー・感想・評価

リコリス・ピザ(2021年製作の映画)
3.0
アカデミー3部門にノミネートされてる話題作だし、鬼才ポール・トーマス・アンダーソン監督ってことで期待してみたけど、僕にはハマらなかったです(笑)

70年代、主人公の少年が年上の女の子に恋して突飛なエピソードが畳み掛けるのだけど、ほぼ監督の実体験らしい。実在したプロデューサーとかも出てきて、当時のLAのおバカっぷりが覗ける。

けどね、主演の2人に全く華がないんですよ。監督の知り合いの子どもたちで映画初出演なんだけど、演技もイマイチだから作品がキラキラしない。

救われたのは、ショーン・ペンやブラッドリー・クーパー、トム・ウェイツの3人を拝めたこと。クセのある名優たちが、ぶっ壊れた脇役で楽しませてくれる。ホントにさすがだよね。

あと70年代のティーン文化なんて知る術もないけど、Rockにウォーターベッドにピンボールに中古のポンティアック。ディティールは楽しめましたよ。

長すぎる尺の割にこじんまりした印象でちょっとがっかりです。けど評論家ってこういう映画好きだよね😅
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