PTA先生の作品はこれまで「お互いにラグランジュ点にいるんじゃ?」というくらいにかすりもしなかったのだが(笑)、一縷の望みを託して観てみたこの作品も厳しかったなあ...今までの「彼の小難しくて思わせぶりな割に何も伝わってこない」とは全然違う軽い青春ものなのでとっつきやすくはあるのだが、かといって面白いわけでもなくビジネスに精を出しながらお互いを真面目に見ようとしない男と女の不器用さを見せつけられるばかり。あれ、何でこんな所にショーン・ペンとか出てんの?と思う意外なキャスト、そしてちょっとイラっとくる日本人の描写の印象しか残らなかった。