旧石器時代の人類がどうやって琉球列島に渡ってきたか？
当時の植物で船を作り、太陽や星を頼りに台湾から与那国島へ人力で渡る徹底再現プロジェクト。企画制作は国立科学博物館です。
数年前に新聞でこのプロジェクトを知って興味を持ったんだけど、結果を知らないまま忘れかけていました。
たまたま見ていたTV番組『家事ヤロウ＆林修の今でしょ講座合体3時間SP』で紹介されていて、この映画の存在を知りました。
草刈りは貝殻で、木の伐採は石器を使って、当時の道具で船を作り上げていました。
船に乗り込むメンバーはスマホも時計も持ち込まないという徹底ぶり。
そして必ず女性も乗り込む。移住が目的だから力自慢の男性だけで達成しても意味がないんですね。
子孫が残せないから。
黒潮の荒波を横断することが最大の難関だったようです。
当時の人類に思いを馳せる、というよりもメンバーの皆さんの熱意に感動しました。
３万年前の人類の探究心は現代まで脈々と受け継がれているんですね。人類の繁栄も納得出来るプロジェクトでした。
