ノラネコの呑んで観るシネマ

白蛇2:青蛇劫起のノラネコの呑んで観るシネマのレビュー・感想・評価

白蛇2:青蛇劫起(2021年製作の映画)
4.3
Netflix。
知らん間にネトフリに入ってた。
「白蛇伝ビギニング」だった前作から、原作本編をすっ飛ばした続編。
白と青は宋代に転生した許宣に再会したものの、姉妹は法海坊の法力に負け、白は雷峰塔に封印され、青は四悪道の一つ修羅道に落とされる。
前作のラブストーリー要素は一切消え、完全なアクションアドベンチャー。
主人公は妹の青となり、彼女が修羅道からいかにして脱出するかがメイン。
この修羅道の世界が、現代を模した「マッドマックス」か「北斗の拳」かという世界観で、他にもゾンビ映画やどっかで見た様なSF設定をはじめ、闇鍋的にエンタメ要素がぶち込まれている。
「アナ雪」的な姉妹愛が物語のベースなのは変わらないし凄く面白いけど、これもはや中国民話全然関係ない。
「民話を殺す」と言われたディズニーでも、ここまでの魔改造しないだろうw
まあ前作の共同監督の、チャオ・ジーの「ナタ転生」も相当ぶっ飛んでいたし、実写ならお隣のインド映画でも似た様なことやってる。
伝統的な民話や伝説にヒロイックなキャラが豊富だと、アベンジャーズをやりたくなるのかも。
ゲームライクなアクション描写や、スピーディーな展開は最後まで飽きさせないが、配信なのにエンドクレジット後に二段階のオマケあり。
とりあえず次のももう出来てるはずだし、もうちょっと広報してくれ。