このレビューはネタバレを含みます
対照的な2人の表情が印象的。
前半部分の2人の楽しそうな笑顔や
ダンスをする姿など友達と過ごす
きらきら感がなんとも幸せな時間に
映る。2人でベッドを分けたり、
少し背伸びをしてみたり。
ただ、互いの親の立場や育った環境が
2人のずれをつくって、それぞれの
悩みの一つとして、もやもやと
曇がかかっていく時間がとても
リアルでした。
近くにいるのに、やっぱり距離があって
そこを詰めたいのに自分の心が
引っかかる感じとか、10代の気持ちを
私も思い出した。
リベルタードが、ノラになぜ海に
入らないのか2回目に話した時の
あの表情。きっとすぐに話したくない
内容だったから2回目にちゃんと
答えようと話してくれたのかな。
トラウマになって、もやもや
引っかかっていること、そのことを
話している時に遮られる。
自分が慎重になって話している
話題ほど、こうなってしまうのかな。
ノラもクラブに行った時に
一緒に楽しみたいタイミングで
1人になった。友達ってタイミングも
かなり重要なんだよね。
ここは重要な時っていうのがなんかある。
特に若い時は。大人になったら、
はいはいってコントロールできることが
そうもいかないから。
多分、2人とも2人を必要としていた。
ただ、その2人の引っかかるモヤモヤが
最後までやんわりと引っかかったまま、
幕を閉じた。
この作品今回の映画祭で
かなり楽しみにしていた作品でしたが
連続で鑑賞していることもあり
前半うとうとしてしまったところも
あって身体の限界を感じた、、、
もったいないことをしました、、、
