松本まりかが出てるって理由だけでの鑑賞です
さすがにFilmarksの点数が低すぎてハードルは下げて観たものの
…うん、妥当な点数だと思います
クライマックスの展開をやりたいがための映画ですよね…そんなことないのかな
80年代のピンク映画の現場や業界の雰囲気は良いです
キャストも豪華です
それぞれ演技も抜群です
松本まりかが少し悪目立ちした演技で浮いてしまっているのは
監督の狙いなのか全体と演技を馴染ますことができなかっただけなのか判断がつきません
花子というキャラクターがあまり魅力的ではなく
過去回想を何度も繰り返すが
彼女がその経験からどのような作品を撮りたいと思うように至ったかは劇中内では伝わらない
クライマックスで啖呵を切って現場を引っ張る姿を見せるが
そこまでの彼女の描き方に対しては唐突すぎるのでイマイチ乗り切れず
映画が動き出したなとは感じるものの
ここまでが短調に長すぎたので盛り上げるには遅すぎです
当時の業界の状況を描きつつ
肝心のドラマが面白ければ良いが、そんなことはない
最悪キャラクターさえ魅力的であれば良いが、そんなこともない
1番の見せ場であるクライマックスのミュージカルパートだけは良かったです
それでも終わりよければ全て良しとはならない凡作未満
