このレビューはネタバレを含みます
◯オッピーの主観、幻想、願望が実現されるトリニティ実験。
あそこの光と音のズレこわ。
◯ヒロシマナガサキの描写をなぜしないか
🔻
そもそもの作家性
直接的に見せずに核の怖さを伝えてる
センセーショナルな問題作にはしない
オッペンの主観だし。原爆を奪われていく過程。でも、彼のイマジネーションは原爆がいかにヤバいかを表している。
その想像力で最後の核弾頭等の未来を見てしまう。
◯実際にトリニティ実験を目の当たりにした者とそうでない者の圧倒的な差。それによって原爆を落とした意味が変わる。
オッピーの中で繰り返させるピカドン!のフラッシュバック。
スピーチシーンと聴聞会のところのピカドンが怖すぎる。
それまで見ていた幻聴は原爆のトラウマにすり替わってしまっただけ。実現したことでの呪い。
オッピーのイマジナリーが産んでしまう原爆の結果
◯「我々は全てを破壊してしまった」というラスト良い。最悪のビジョン。
◯冒頭のプロメテウスの引用は映画全体を語っている
◯ただ、初見では処理しきれない!!笑
ノーランハイになってる可能性アリ。
◯よくわかんねーよっていう人物関係!
どこに向かってて、いまがいつなのか、よくわからなくなるのがノーランなんだけど、それは今回も。時系列をズラす意味が全くないのは今回もそう。
結局それによって、カタルシスが幻滅するんだけど、音楽と勢いでなんか誤魔化される。
◯でも、ノーランの中ではベスト級では?
◯平面で理論立てて実行するのがノーラン。
だと、痛感する。今までずっとそう。
「理論と実験」を映画で繰り返してきた男だった。と気付かされる。
だから、もともとこの題材はマッチしてたのだと思う。
◯オッピーの最後に見てしまったビジョンが怖すぎるだろ。