有休取ってIMAXで観賞。
めちゃくちゃノーラン映画。メメントの時と同じモノクロとカラーパートで時間軸を分けるやり方。あと思ったより会話劇映画。
音がとにかくすごい。見終わった今も耳に残ってる。木の床を足踏みで鳴らす音。原爆の爆発音。当時のオッペンハイマーと同じように耳に残ってる。
原爆映画というよりタイトル通りオッペンハイマーの伝記映画でした。なのでド派手なシーンはほぼない。日本投下前のトリニティ実験のシーンが多分1番映像に力入れたところなんやろなと思った。音がすごい。そこで初めてIMAXで観でよかったと思った。
けどその爆発の威力を画面いっぱいに目の当たりにした感想は「人間ってほんまにすごいな」ってのと同時に「これを日本人が受けたのか」。正直キツかった。人間が受けていいものじゃない。
オッペンハイマーの伝記映画ってだけあってかなり前半から中盤は量子力学の専門用語や偉人の名前が頻発するので、知らない人は予習必須な気がします。じゃないと情報入ってこない。ぼくは大学で専攻だったのでなんとかついていけたけど、これ知らん人キツイやろなと思った。
配給会社がかなり渋った結果日本公開が遅れたみたいやけど、映画観て思ったのはあれが正しかったとかいう肯定的な映画じゃなかった。めちゃくちゃ中立で可能な限り正確にオッペンハイマーという人のことを描いたもんなんかなって気がしました。ただ3時間の会話劇はかなり体力持ってかれます。
