めちゃくちゃ面白かった！ノーランらしい難解さはあるけど、難解だからこそ、何度も見たくなるし、原爆投下に関して、ひとつの視点（日本視点）でしか今まで見ていなかったなぁという気づきがあった。
本作は、8ヶ月ほど前に#バーベンハイマー で変な話題のなり方をしてしまって、難しい問題なのにより一層いわくが着いてしまったけど、
視聴したアメリカ人たちが「これは原爆の話ではなくオッペンハイマーの話だから」という通り、もちろん原爆投下の是非については無視して語れないけど、決して原爆賛歌のストーリーではないからあのミームはマジで2本の傑作に泥を塗る最低の行為だったなと改めて思った。
全くもって原爆投下を軽々しく扱っているストーリーじゃないし、
鑑賞後に「Oppenheimer」でYouTube検索したら、広島・長崎で何があったのかを伝える登録者100万人超えのYouTuberが結構いたり、水爆実験をチラッと扱った「ゴジラマイナスワン」がアメリカでもヒットしていたり、本当に希望はたくさんあると思える。明確なシーンはなかったけど、きちんと悲惨さは伝わっていると思う。
3時間という長尺で、時間軸バラバラで進むので難解なのに、飽きさせないしダレさせないのはクリストファー・ノーランさすがすぎる。そして難解だからこそ「もう1回見たい」と思えてしまった。
