K14

オッペンハイマーのK14のネタバレレビュー・内容・結末

オッペンハイマー(2023年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

めちゃくちゃ面白かった。
音の演出が良かった。ドルビーでもう一回観てもいいくらい。

3つの時系列混在するので話が理解しきれず退屈だったと評価する人もいるかもしれないけれど、素晴らしい映画だと思う。

科学史とマンハッタン計画、オッペンハイマーの生涯について知っていたらもっと面白いと思う。自分の無教養さを後悔する日々です。

最初の10%くらい観た段階で、とても勉強したくなった。学ぶことへの熱量が若きオッペンハイマーから伝わる。個人的には知りたいから学ぶっていう根源的な学習意欲を見せられて、自分がもっていた好奇心を再び刺激された気がする。もっと世界のことを知りたいなと思った。

マンハッタン計画がスタートしてからはチームで一つのものを作るための熱量、そして科学者から政治家、管理者、人間としてのオッペンハイマーが現れた。
終わりに向かう途中の道はとても嫌な気分になったが、史実通りの名誉の回復をうけるので感情的には救われる。

原爆を作ってしまったことへの苦悩は計り知れずその部分においてオッペンハイマーはずっと孤独だったのだろうか。自分が同じ立場であれば孤独であったと思ってしまう。知恵があり優秀であるが故の名誉の負傷なのかな。

あとトルーマン大統領の描き方がかなり嫌な人物かつ理解の浅い人間のような描かれ方をされていたがアメリカで人気ないのかな。(追記、調べたら退任後の後世において評価を受けてるので、オッペンハイマー視点で水爆での意見が合わず嫌な人物みたいな描かれ方をしてるのかな)
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