S

オッペンハイマーのSのネタバレレビュー・内容・結末

オッペンハイマー(2023年製作の映画)
-

このレビューはネタバレを含みます

実験が進むにつれて失敗すればいいと思ったし、みんながガッツポーズして、オッペンハイマーが賞賛されて嬉しそうにしてるのも悲しい気持ちになったから私は日本人なのだなと思った。(曽祖父が被爆した話聞いてたからなおさら。)
ここまでの事実を知らなかったから見れて感謝してるけど、見たすぐ後に点数をつけるのは難しい。

顔にヌリヌリしてたのがベニーサフディとわかってなんだか嬉しかった。存在感あった。

フローレンスピューとの全裸ソファーシーンなかなかだったけど、FBIに盗聴されても追われても通じ合ってたんだろうな。

キティ最強。子育てつらくて酒に溺れて、人の手を借りても、それでもいつでも旦那の味方でありつづけた。自分に正直に生きた人なのかなと思う。(しばしば強いキャラクターにされることを、息子ピーターは違うと思っていたらしい。子供にとって優しい人ならよかった。娘は自殺と知って悲しい)

広島や長崎の惨劇は映らないけど、目の当たりにして目を背けたくなるオッペンハイマーの姿は日本人としては一瞬でも救われた。

でも戦時下で日本だってアメリカ兵を殺したし、戦地に行った人はお互い殺したくなかった人もたくさんいたはず帰って来れたアメリカ兵がたくさんいたというセリフあったけど、それはどの国も同じ)
平和だったらなくならなかった命が国関係なくたくさん失われたんだから、今生きてることに感謝しなければいけない。

キリアンマーフィーの目はほんとに綺麗で吸い込まれる。3時間はあっという間だった。
S

S