時番人

オッペンハイマーの時番人のレビュー・感想・評価

オッペンハイマー(2023年製作の映画)
4.5
時間の魔術師ノーラン。最初混乱しかけたが、あえて時系列や登場人物の整理を辞め、音と言葉、表情に身を任せると、主人公や周囲の苦悩がなだれ込み、自身の生き方へ対峙させられる。知らないで喜べるのと、知ったから喜べないのと、人が好き勝手評価するのと。恥をかかせることの重みとか。

ルーズベルトの捨て台詞、奥さんがあのとき見えたもの。

チョイスするエピソードや、その表現が自身の心に迫るものばかり。ノーランの 熟成作品。

日本のシーンが描かれてないと言うがあれにそれ足したら、バランス悪くなるから私はこれで良かったかな。作品をQRコードにして、これで興味もった人は検索してくれたら嬉しいとは思う。
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