時間の魔術師ノーラン。最初混乱しかけたが、あえて時系列や登場人物の整理を辞め、音と言葉、表情に身を任せると、主人公や周囲の苦悩がなだれ込み、自身の生き方へ対峙させられる。知らないで喜べるのと、知ったから喜べないのと、人が好き勝手評価するのと。恥をかかせることの重みとか。
ルーズベルトの捨て台詞、奥さんがあのとき見えたもの。
チョイスするエピソードや、その表現が自身の心に迫るものばかり。ノーランの 熟成作品。
日本のシーンが描かれてないと言うがあれにそれ足したら、バランス悪くなるから私はこれで良かったかな。作品をQRコードにして、これで興味もった人は検索してくれたら嬉しいとは思う。