ほしふね

オッペンハイマーのほしふねのネタバレレビュー・内容・結末

オッペンハイマー(2023年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

物語だけじゃなくシーンの中でもショットの順番がめちゃくちゃだったり、シーンの最初のショットだけIMAXでそれ以降は普通のショットになるみたいな余計なことをずっとしてた分、トリニティ実験のシーンのアツさが際立ってた。夜中の豪雨の中で黒いレインコート着てたり、いつでも避難できるように車の周りで待機して、横に座ってるベニー・サフディ(全編通してずっと良い)が日焼け止めみたいなの塗りたくってたり、オッペンハイマーが起動ボタン押す若手に指示出したり、爆発直前に小さい窓からじゃなくて外に出て見ようってなる人がいたり、連鎖反応で大気に引火して人類全滅の可能性があったり、人間が理論から初めて実現することを今から目撃しようとする人たちの各々の動きがかなり興奮した。あと愛人が自殺して己を責めるオッペンハイマーに対峙するエミリー・ブラントの仰角の単独ショットが一番感動した。全部過去のことになるみたいなシーンで握手しないところも好き。
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