このレビューはネタバレを含みます
今年度アカデミー作品賞受賞作ですね!
世界初の原子爆弾を開発し、「原爆の父」として知られるオッペンハイマーの伝記映画ですね!
まずは豪華キャストが凄くて、見応えですね!ロバートダウニーJrは知ってたけど、マットデイモン、ラミマレック、ジョシュハートネット、フローレンスピューと隅から隅まで主役クラスの俳優陣!
伝記映画で重いテーマだけど、世界中でヒットして、アカデミー賞作品賞受賞、ノーラン無双!を感じました。
豪華俳優の皆さんもノーランだから出たかったのかなー、とか思ったり、アカデミー賞もそろそろノーランにあげたい!テネットは無理だったから、これいいね!って空気感? アカデミー賞らしい、作品でしたね。
個人的にはノーランはそこまで好きってわけじゃ無いのですが、何だかんだほぼ全作見ちゃってますね。毎回話題作でヒットしてるしね。
予告の印象から、天才物理学者のオッペンハイマーが、政府の命令で原爆を開発したけど苦悩するって話なのかと思っていましたが、ちょっと思った感じと違いました。
オッペンハイマーは嫌々開発したわけじゃなかったし、開発を止めるタイミングもあったのに推進していたし、何か浮気ばっかりしてるし、変な人。まあ、時代に翻弄された気の毒な天才学者、って側面だけじゃないのは良かったのかな。
それにしても、実験シーンは驚いた。えっこんなにギリギリなタイミングで実験して、すぐ投下してたんだ、とか、えっ大気に引火する可能性があったの⁉︎とか。
日本人としては複雑な気持ちにもなる映画ですが、この題材で興行的に成功して、世界中で広島や長崎のことを知った人がいる、のは良かった面もあったのかな。せっかくなら凄惨な場面があっても良かったかもしれないけど。
しかし肝心の日本では、公開3週目ってのもあるかもですが、IMAXではもう見れないところも多く、コナン一色なのは、残念な気もしました。
でもこの作品はIMAXじゃなくても、人間ドラマがメインだから大丈夫そうには見えました。3時間は長い、けど、とりあえず劇場で見れて良かった!