吉永響

オッペンハイマーの吉永響のレビュー・感想・評価

オッペンハイマー(2023年製作の映画)
4.5
面白かったんだけど、絶望感とか罪悪感とか悲しいネガティブな気持ちをぐちゃぐちゃにされた感じがした。何年もかけて命を削って絞ってきた知恵がこんな無惨なことに使われて人間ていつまで経ってもこんな愚かのことを繰り返すのが悲しくなった。あの祝賀会の時のオッペンの顔が本当に忘れられない。あそこに参加してた人たちの狂気的な祝福が気持ち悪かった。怒りを通り越してもはや悲しかった。カウントダウンからの爆発のシーンで広島や長崎のことがずっと過ぎっていた。元たまの知久利焼さんの「セシウムと少女」って曲の歌詞を思い出した。
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