Kei

オペレーション・フォーチュンのKeiのレビュー・感想・評価

3.2

『脚本がゴミ』

ステイサムがすべてを救っていた。
ステイサムがいなかったら、
多分観れたもんではない。

ガイリッチー×ステイサムというコンビ最高という方程式は、やはり『ガイリッチーの脚本』ありきでの話というのを再認識した。

少なくとも私は初期のロック&ストック〜から、スナッチ、最近ではジェントルメン、キャッシュトラックなど、彼のセンス、マシューヴォーンとは違うスパイの🕵️センス、主人公の描き方、カット割、編集、大ファンですが、今回はとあるピースが違います。

それは

『脚本がガイリッチー』ではないということ。

ガイリッチーのファンは、監督・脚本:ガイリッチーが好きなわけで、人の作品で撮るガイリッチーは...ってなるはず。

今作は脚本が幼稚すぎるために、
彼の持つセンスが100%発揮されない。

編集のJames Herbertは、
シャーロックから関わっているが、
やはりそこも活かしきれてない。

この世に、スパイものは星の数あるが、
同じことをしても脚本が重要で、
トムクルーズのようにアクション勝負か、
007のように華麗に決めていくか。
全ては脚本の上に成り立っている。

主人公、敵役、味方、
そこのバックボーンの描き方が下手。

ただ、そんな中でも唯一の光は、
ジェイソンステイサム。
サメと戦い、運び屋をし、数々のことをしてきたこの仕事のプロ。
何をしてもステイサムと言われることがあるが、何をしてもステイサムとしてキマるが正解。今作もどんなに脚本がダメでも、
ステイサムのおかげで最後まで観ることが出来た。


ガイリッチーファンはご注意を。
Kei

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