ちぃ

消えない罪のちぃのネタバレレビュー・内容・結末

消えない罪(2021年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

★4.3 警官を銃殺した罪で20年の刑期を終え、出所したルース。
彼女は大工としての腕もあり、刑期を全うしたことで普通に生活できると思っていた。しかし世間からの風当たりは冷たく、結局は保護観察官が用意した魚の解体処理場で働くことに。
そんな彼女の一番の気がかりは、彼女が犯した事件当初5歳だった妹の行方。両親がすでに他界していたのでルースが母親代わりをし育てていたのだった。
辛い境遇の中、ルースは妹を探すために尽力する。

とにかく暗い。映像も話も。でも私は、こういうの好きなんだよね。
一切笑わないルースが初めて見せる笑顔や、武骨ですぐカッとするルース。サンドラブロックがいい。
20年服役していてもいい意味でも悪い意味でも切れない関係はあって、それにより事件に巻き込まれていく。
世の中甘くないなと思いつつ、ルースに同情してしまう。
最後に向け、過去の事実が判明する。彼女しか知らない事実が。
ルースの信念が実を結び、これから少しでも明るい未来が開ける予感がした。
ちぃ

ちぃ