あのねぇ、我々道民からするとだよ、ノースマンっつったらね、あの昔からある餡子がぎっしり入った懐かしい感じのパイ菓子な訳よ。
ところがどっこい一体全体なんだいこのノースマンは！
餡子どころか血と肉と臓物まみれじゃあないの！！
いや千秋庵もよくコラボしたよねこれ！！
っていうのが開始10分くらいの印象でした。
リベンジアクションエンターテイメントとか銘打ってるもんだからもうちょいライトなのを想像してましたが、初っ端の段階でガチの略奪の挙句に首飛んだり腕飛んだり家に放火したりするようなやつをエンタメと呼んではいけない気がします。
とまぁ最初は予想を超える残虐さにやや怯んだりした訳ですが、よく考えりゃ北欧神話やヴァイキングの世界観って割とこんなんだったわ〜と徐々に慣れてくる訳で。
寧ろ不謹慎にもポンポン人が派手に死んでいく(それこそ所謂エンタメ性の強い)アクションに馴れ親しみ過ぎて
こういう真の意味で血腥いやつは久々に観たなぁと。
故にあの結末は納得。
全体的に泥臭くて画面から血の臭いがしてきそうな感覚さえありました。
ってか画面の暗さがこないだのバットマン並み！でもそこがリアルでいい！
あと、これは拡大解釈かつ無知故なのかも知れませんが
随所の痛々しいシーンにどこかミッドサマー辺りの残虐性に通じるものを感じたりなんかもして
言語化は難しいのですが、北欧界隈の痛めつけの表現の方向性を何となく垣間見たような気になってます。
それにしてもやっぱルーン文字かっこいいな……ちゃんと勉強しようかな……
