予想以上の素敵な映画を観させてもらった。素直に好きだな〜と思った!
主演・音楽を務めるxiangyuさんの経験が下地にあり、そこに入り込んだ東かほりさんが脚本・監督を務めるからこそ、この物語の音が、息遣いが、リアルに聴こえる。
誰もが猫っぽかったから、予感はそちらで的中させるんだな、と。
鈴木慶一さんが醸し出す「良い味」と、紡ぎ出してきた楽曲に通ずること。
当て書きしたという平井亜門くんのハマり具合。
(東監督は『アルプススタンドのはしの方』の舞台挨拶を見て声がけしたそうなのだけど、そのアルプス〜は『左様なら』の舞台挨拶からの繋がりだそうで、「舞台挨拶で仕事を獲ります!」と言った亜門くんがおもしろかった。笑)
宇乃うめのさんの雰囲気も素敵だった〜、真面目に生きてきた人が奇妙なあたたかさを知り、逆にコトにも教えていく感じ、もしかしたら一番感情移入できる役だったかも。違和感あったのに馴染んでいって。
可笑しさと愛おしさと切なさが流れる作品。いろんな人に観てもらいたいな。