なんか、凄い好きな作品だった
何が好きかは分からないけど、めっちゃ好きな作品だった。
多分、退屈で閉鎖的なイニシェリン島で唯一の親友に絶好されて、おかしくなっていく様が、自分の体験とかと被ったと思いますね。
1923年、アイルランド・イニシェリン島。パードリックとコルムは親友同士だった。しかし、突然コルムがパードリックを絶交宣言。意味も分からずパードリックはコルムに話しかけるが、コルムは段々狂気に走り、自分の指を切りはじめる。
なんで絶交したのかは分かりません…。
でもこういうのってありますよね!中学とか高校で。パードリックとコルム、どっちの気持ちも分かります。特にコルムのように毎日、生産性のない会話をされるのは時間の無駄ですし、成長していけない。だからこそ、親友って恐い関係だと思います…。
これは一体なんなのか?
町山智浩さんの解説で分かりました。『スリービルボード』と繋がってたのですね!ぜひ映画を観たあと、YouTubeで!
それ抜きにしても、イニシェリン島の美しい風景やそこに暮らす人々のことがよく観察できます。映像は非常にゆったりしてます。
そして、会話にギャグが入っていてかなり笑えました。そのシュールなギャグも監督マーティン・マクドナーが影響受けた北野武監督作品を思い出させます。
言わずもがなコリン・ファレルが特に素晴らしいです!
あとロバと犬も!
まあ今のところ、今年の新作でベストですかね。といっても二本しか観てませんが…。