何とも言えない作品。
本土の内戦にもほとんど影響を受けていないらしい小さな島の中で、鬱屈した思いを抱えながら生きている人たち。
パードリックはコルムにも妹にも依存し過ぎな感じがしてあまり共感できなかった。
一方、人生の残り時間を無為に過ごしたくないというコルムの気持ちはよくわかるものの、それならそれでもっと伝えようがあるのに、話しかけたら指を切るなんていうのも狂気じみていて理解できない。
警官もその息子も店の女性も、かなり危うい人物ばかり。
アイルランドという地勢によるものなのか誰もが知り合いなのが息苦しさを生むのか。
もう少しファンタジー的な要素があるかと思っていたので残念。