このレビューはネタバレを含みます
天才肌にみえてめーちゃくちゃな努力家の大くん、こちらも天才肌にみえてずーっと自分の時間をピアノに費やしてきた努力家の雪折くん、その2人に挟まれて圧倒的な時間差がありながら、その差が埋まることはないと分かっていながらも頑張るしかない玉田
でもあの2人といっしょにバンド組めたのは玉田しかいないように思えた、ドラムが上手な人より、初心者でそれでもがんばってる姿がわかりやすくて負けず嫌いな玉田しかいないように思わされた
ということで、これは世界的なジャズプレイヤーを目指す大くんの話と見せかけて、最終的には商社の営業になった玉田と事故で腕一本動かなくなってしまった雪折くんがメインキャラになるストーリーな気がする
雪折くんの言葉が時々刺さった、初めてのLIVEの後大くんと玉田の話をしていたときの、人のためじゃなくて本人のために頑張るしかないっていう言葉、あともう一個あったのに忘れた悔しい、、
ちなみに雪折くんは髪下ろしてた方が好みでした
ずっと3人を見守ってきたジャズバーの女の人が最後so blueで2人(のちに3人)のLIVEでずっと泣いてた姿がしみた
他にも赤鼻のサラリーマンとか玉田の成長するドラムが好きだって言ってくれたおじいさんとか雪折くんが昔一緒にピアノ弾いてた女の子とか、この3人以外にも応援側の人たちの気持ちもよく伝わった
JASSがLIVEで演奏してた曲もそうなんだけど、個人的にはいろんなシーンで流れてたBGMのジャズ曲が気になった、どのシーンか忘れちゃったけど2シーンくらい、後ろで流れてる曲が気になった
so blue tokyo のモデルはblue note tokyoらしい、ジャズにもっと詳しくなったら行きたいと思った
もったいないなと思いつつ、目をつぶって聴きたくなる映画でした