さの

BLUE GIANTのさののネタバレレビュー・内容・結末

BLUE GIANT(2023年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

演奏シーンめっちゃ良かった!

漫画で一通り話を読んでからだったけど、
なかったらちょっと話がわかりづらかったかも。

ちょっとCGが気になったのが残念。

あと、映画館で事故のシーンはびっくりした。

他のユーザーの感想・評価

Takashi

Takashiの感想・評価

-
漫画原作は読まず観たけど、ストーリーはスッキリしていてとても感動した。
でも演奏のCGが微妙すぎる。
まず、魂を振るわす映画に出会えたことに感謝しなくてはいけない。

友に勧められ、JAZZについて全く知識がなく、原作のバックグラウンドも0の状態での視聴。

この作品は長文でレビューせざるおえないほどの作品だと感じた為、以下ネタバレをしない様にレビューをする。

●音・映像について
映画館でアニメーションと奏でる音楽が素晴らしかった。これには脱帽の一言。
「静」と「動」の使い分け、緩急の付け方、全てにおいて引き込まれた。

JAZZの熱さ、深み、到底熟知したつもりではいないが、魅力を感じたことに間違いはない。

また、ただ音を奏でるだけでなく、キャラクターの動きで音や情熱を表現しようと言う工夫が見て取れて、より多角的に心に刺さる様な作りとなっていた印象。

●キャラクターについて
その男たちは、潔く、真っ直ぐで、不恰好であったが、あまりにも格好良い。
正に「『好き』に一生懸命な奴は強い」を体現していた。

何か一つのものを一途に追求していくには、それ相応の覚悟や強さが必要になるが、それをのもともせず、心から向き合い楽しんでいるその姿は、視聴者の心を掴むのにそう時間はかからなかった。

じっとはしていられない。
止まっていたくない。
突き動かされるような衝動。
時間を忘れるほど没頭する。
そんな感情に正直に向き合い、素敵で濃密な時間を過ごし、成長していくその様は、猛々しいとは違う、芯の強さと立ち向かう勇気を感じ取れた。

●ストーリーについて
直向きに自分の好きなものに向き合う青年たちを描きつつも、運命という残酷さをぶつけていた印象。これは2時間ほどの映画の中で体現するには難しい。急展開や非現実な流れも少々あったが、アニメーションであるが故、許容できる範囲であった。

音や映像、キャラクター、ストーリー構成、総じて非の打ち所がなく★5を贈りたい。

●鑑賞後について
自分に降りかかる景色や音、何もかもいらないくらい、この世にある表現や言葉では見つからないような、そんな感情で溢れていた。

あえてことばにするのなら、もっとあの空間で、彼らの奏でるJAZZに魅了されていたい。そう感じた。

JAZZについて、全く知識が無い人も興味が湧き、いつかJAZZを観に行きたい、そう思わせてくれる様な作品であった。

もし、今何かに夢中になっている人や、一歩踏み出す勇気がない人がいたら、なりふり構わず全力投球する勇気をくれる様な作品。

監督をはじめ製作陣、スタッフの皆様に心から敬意を表して、レビューとする。

Thank you for the Blue Giant.
死人

死人の感想・評価

3.4
評判が良いので鑑賞

思ったほどはハマらなかったなー。音楽映画はなんだかんだで外れないから期待してたのに…

勿論みんな苦労はしてるんだろうけどすごいトントン拍子に成功して練習できる場所もあって、いまいち感動はしなかった

天才キャラのエリート雪祈が唯一壁にぶち当たってそこを克服した演奏シーンがピーク。あそこは素晴らしい

ラストもあるトラブルを超えて演奏するのとかもスーッと息を吸い込んで吹き始める直前で終了の方が良くない??演奏シーンが多くて飽きてくるし、演奏始まって3Dになるのも別人が出てきたみたいでめちゃくちゃ萎える

あと言いたくないけど主人公があんま好きじゃなかったね。ああいう馬鹿で愚直な元気系のキャラ好きじゃないんだよね〜。顔とかも特徴ないし

やっぱりアニメはなんだか入り込めないのよねー
こさむ

こさむの感想・評価

4.2

このレビューはネタバレを含みます

ジャズを愛する若者3人がバンドを結成し、全力の演奏をもってジャズに馴染みがない者たちの魂を震わせる。
好きなものに打ちこみ挫折した経験がある者ほど夢中になり、玉田に入れこみ、衝撃を受ける作品かと思う。
観終わったあともずっと映画でのセッションの音が自分の中で広がっていく。
素晴らしい映画体験だった。
ayu

ayuの感想・評価

4.4
サックスで世界一のジャズプレイヤーを目指し上京した18歳の大。
ライブハウスで目を奪われたピアニストの沢辺をスカウトし、二人の演奏に心を奪われたドラム初心者の友人、玉田も迎え入れ "JASS" を結成🤝🏻
日本最大のジャズクラブでの演奏を目指す🎷🎶

すごく良かったぁああ!🙌🏻
フィルマ内の高評価を見る前は完全にノーマークだったけど、音楽映画はなるべく劇場鑑賞したいので期待値高めでワクワクしながら鑑賞☺️

ラストの演奏はドリンクもポップコーンもそっちのけで見入ってしまった👏🏻👀🌟

最近見た「スラムダンク」に似た感動を味わえたかな。ジャズもバスケもまったく知らないし、アニメもほとんど見ないわたしだけどここまでのめり込めちゃうとは思わぬ誤算😵‍💫✨

ただ順調に上手くいくだけのサクセスストーリーではなく、挫折を味わうシーンも心に刺さった。

自分語りになるけど、わたしは中高のころ英語の成績だけずっと学年トップで英語に関しては常に自信がありました。満を持して外国語大学に入学したんですが、上には上がおり、クラスは下の方。ネイティブの先生にも自分の英語力をなかなか認められず悔しかった経験があります。

そこが沢辺と重なり、苦しかった💦💦

一つのことに夢中になって命を賭ける大。
未経験でバカにされても惜しまず練習を続け、最後はJASSへの思いが一番強かった玉田。
そして、鼻をへし折られても負けずに高みを目指しチャンスを掴もうと努力した沢辺。

なんというか、定番すぎる感想だけど "熱い!" って強く感じた🔥

10代が目標に向かって突き進む姿には元気を貰えたし、ここまでの頑張りはできなくとも、なにかしらまずは人生における目標を立ててみたいと思えました😊🤍

個人的に汗とか涙の水滴の表現が好きだった。
なぜか演奏中だけヌルヌルした作画に変わるのは少し気になったけど😂

もちろん、ジャズの演奏もたまらない!🎶
オリジナルの楽器なんだね〜😳

隣のお兄さんは前のめりになって泣いてたしもう片方のおじさんは終始体を揺らして楽しんでた。

誰にでもオススメできる良い作品🙆🏻‍♀️

映画館によっては轟音上映とかもあるんやね。
そっちでまた見たくなる〜☺️
mata

mataの感想・評価

4.8
まって、、slam dunk 超えたかもしらん。
ジャズに言葉はいらないので、感想はこれくらいに…。。
普段、映画を推してくることのない実弟から強く推薦を受け、原作の内容も知らずに鑑賞。
もう終盤にはいい感じで泣いている...あらためて音楽っていいなぁ、がむしゃらに頑張るって素晴らしいなぁと。
とても良い気分にさせてもらいました。
nya

nyaの感想・評価

4.2
やっぱり上原ひろみはすごいなぁ、、、音楽も物語も感動した。
ギリギリ間に合ってよかった。
セキネ

セキネの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

演奏シーンが多く、2時間があっという間に感じました。
心に響く、熱く激しいJAZZを体感できた!
原作から色々端折ってるので、ここも入れて欲しかったなっていうのはいくつかあったけど、この作品は大、雪祈、玉田のそれぞれ3人が主人公だということなんだと思いました。

演奏シーンの3DCGは亜人やキングダムの初期のような出来栄えでカクカク不自然な動きたったり、ドラマーの手首の角度が気になったけど
のすけ

のすけの感想・評価

4.3
ある人に批評もできないくせにと言われてしまいましたが意に介せず書こうと思います


原作も何も前情報も知らずに挑んだ

この映画を見て感じたのはこの映画の主人公は大ではなく、雪祈と玉田だということ
なんなら、特定の主人公を置かない群像劇として捉えた方が分かりやすいくらい

ある人曰くこの映画には葛藤がないらしい
たしかに、主人公の大については葛藤は見られない(正確には自分には感じ取れなかった)
大はある程度完成した状態で物語が始まる
高校時の努力、才能によってテナーサックスにおいて圧倒的なオリジナリティと実力を兼ね備えていて、精神性もかなり成熟している様子が物語を通して見て取れる
ひたむきに夢に向かって今この瞬間瞬間でできることをやり続け、野心的でありながら目の前の一つ一つに集中して全力で取り組んでいる
2、3人の観客しかいない舞台でも燃えていたほど

となると、やはり物語の核になるのは雪祈と玉田

玉田は大の高校の時の同級生?で高校時代はサッカーに打ち込んでいて、いい成績を残すほど全力で部活に励んでいたが、大学に入ってサークルの空気感に嫌気を感じていて、大学でエネルギーを持て余していた。そこで大と出会い、ジャズに出会い、ドラムを始める。この大学に入ってやるせなさを感じるのは多くの大学生のあるあるなんじゃ無いかなと思う。玉田には物語を通してずっと凡人としての葛藤がつきまとう。実力十分な大と雪祈に挟まれてドラムをすることへの劣等感、焦燥感。玉田は指がボロボロになったり、ドラムスティックを何本もボロボロにするまでドラムを練習するけど、もちろんジャズ、現実は甘くなく、本番では数十回ミスをするし、お客に注目されることはあまりない。
でも、ずっと2人の足手纏いにならないようにひたすら練習をする。部活とかに入ってた人なら一度は経験したことがあるんじゃ無いかと思う。自分がどれだけ練習しても、小学生からこのスポーツをやってましたみたいな奴には追いつけない。足手纏いになる。でも、やるしかない。みたいな状況。
この玉田の葛藤は大と雪祈との衝突のシーンでちゃんと吐き出される。大が雪祈の問題について冷淡に対応したとき、玉田がそれまで抱えていた劣等感をあらわにする。
でも、報われる瞬間がしっかり描かれている。玉田の頑張りを、初心者ながらに全力で打ち込んでいることを理解してくれている観客がいて、その想いがちゃんと玉田に伝わる。加えて、so blueのマネージャー?も玉田のドラムを認めていた。

雪祈は小さい頃からピアノをやっていて、実力十分。音楽に関する知識、技能も抜群。作曲もできる。
しかし、野心的で人に対して少し傲慢なところがある。部屋は質素で真面目にピアノに打ち込んでいる姿勢も見られることから完全には憎めないけど。
文句のつけどころのないと思われていた雪祈にも挫折が訪れる。so blue のマネージャーにボロカス言われる。雪祈が音楽、人に対して傲慢で礼儀に欠けること。知識に偏った面白みのないピアノを弾いていること。しかも辛いのが、そのマネージャーは大と玉田についてはある程度評価していたこと。これはつまり、雪祈が大と玉田の足を引っ張ったことになる。雪祈にとってはおもっても見なかった事件だったと思う。大ならまだしも、自分があからさまに下に見ていた玉田の足すら引っ張ってしまったこと。かなりショックだったと思う。これをきっかけに音楽について、人に対する接し方について、自分について深く見つめ直すことを始める。そして、so
blueに与えられたチャンスを利用して、新たな自分を見出す。正確には本来の自分、ピアノのスタイルを見つける。
上手くいっているかと思ったところで衝撃の事故。事故のシーンはしっかりとその事故の瞬間が唐突に画面に映るからまさしく衝撃だった。良い時ほど、こういう理不尽な悪いことは起きるし、運命の残酷さを突きつけてくる。

見る前に、ジャズの映画と聞いていて、メロウな雰囲気な映画をイメージしていた。でも、ジャズの演奏シーンは超スペクタル。
実際に流れている音楽はもちろん。映画だからできる超派手な演出によって、このジャズの迫力を視覚的に捉えられるし、何より見てて楽しい。

途中でホロっと泣いたりしてしまう素晴らしい映画でした。
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このレビューはネタバレを含みます

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息子が死んだ後に彼氏と共同経営してたバーを知り、バーを立て直しながら息子の事、彼の周りの人々の事、自分の事を改めて知っていくストーリー。

最初はお互いに受け入れられない感じだった
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