このレビューはネタバレを含みます
「行くべ」
かつてドラムをやっていた自分語りみたいになっちゃうんだけど、玉田にもうほんと感情移入が止まらなくてもうさ…堪らんて玉田くん……
一番最初のライブの時のクオリティがあまりにもリアルな初心者のそれで、最初聴きながら「なんかドラムめちゃズレてない…！？いや一周回ってこれがジャズってことなんですか…！？」って一人ソワついちゃったんだけどそれもちゃんとしたストーリーの一部だったことに安心というか、ああこの作品はきっともの凄い話だぞ…ってそこで一層引き込まれた感じがあった。もうほんと、特にドラム経験者はみんな玉田おじさんと心が共鳴しまくったんじゃなかろうか…
彼があそこまで上達したというのも出来すぎた話というわけではなく、元々サッカーを本気で頑張っていた、頑張ることができるという土台があったからこそっていうのがまたものすごく説得力の塊だったんだよな…努力できるのも才能だと思っているので…二人と自分は違う、と諦めずにもっと上達したいっていう真っ直ぐな感情がさ…まぶしくてもう…玉田おばさんになりましたよ私は、、、
原作ミリ知ら状態で臨んだけど本当に圧巻だったし、読んでいなくても置いてけぼりにしないどころかもっと知りたいから原作読みたい！！と前のめりにさせてくれる力のある作品だった…劇場で観て本当に良かった……
