サミー

やがて海へと届くのサミーのレビュー・感想・評価

やがて海へと届く(2022年製作の映画)
3.0
「感想」
とても良かったです。

単なる青春もの映画かなと思っていたのですが…確かに青春ものであるのは事実ですが…
3.11について、何を偉そうにいえましょう。
私はあの震災を東北で受けたわけではありません。
それでもあれは大きく大変なものでした。他の方と同じように、私もきっと一生忘れないでしょう。


さて…
人生とは、なぜそうなってしまったのかわからない時ってありますよね。
じゃぁ、あの時その選択をしなければよかったのか?
はっきりってそれもわかりませんし…
大切なものは失ってからその大切さに気がつくなんて言われたりしますけど、じゃあ、違う洗濯をしていれば、努力をしていれば解決したのか?
わからない。
失いたくないのは変わらないのに…


「作り」
とても良い出来でした。
繊細に紡いでいました。

あえて私の感じた事を述べさせていただくのであれば…
海が、波が、水が押し寄せる音に次いで絵のSになる。
このSはただ海・波・水の流れの絵をひたすら描く・映し出すだけで良かったのではなかな、と感じました。それで全てが意味をなしていたような気がします。
あくまでも私の感じた事ですので、ただそれだけのものです。
サミー

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