戦争系の作品はどうしても目を背けてしまいがちだけれど、見ないふりをしてはいけない過去なので鑑賞。
当時の人が見たら驚くであろう平和ボケな毎日を過ごしているけれど、今があるのはあの時のあの人たちがいたからなんだな と改めて。
あんなに酷いこと、そりゃ心を殺していないと自分が死んでしまうけどそんな中でも温かい心を周りに撒いた山本さんがいたから、帰ってこれた人たくさんいたんだろうなぁ。
日本もたくさん酷いことをされたけど、日本も酷いことをたくさんしてきたであろうことも確かで、酷いことをしている人もきっとやりたくてやっているわけではなくて、誰も幸せじゃない。本当に戦争って酷い。分かりきってることなのに、同じことを何度も繰り返す人間ってなんて愚かなんだろう。
ラーゲリで命を落とした人たちにもそれぞれ人生があって、待っている家族がいて、会いたい人がいて、そう思ったら苦しくて悔しくて仕方なかった。
映画館で泣くのが苦手でいつも頑張って堪えているんだけれど、今回は勝手にボロボロ溢れてきて大変だった。
ニノも北川景子ちゃんも、みんなの演技が刺さりすぎた。
どうか、世界平和を。