ブラック・フォンのとぅんのネタバレレビュー・内容・結末

スコット・デリクソンがドクター・ストレンジを蹴ってまで作りたかった作品！ということで、ちょっとホラーを期待しすぎた感があるけど、どっちかというとITとかに近いのかなと感じた。

少年フィニーの住む町では、連続誘拐犯による少年の失踪事件が起きていて、彼の周りの子どもも誘拐されるのだけど、遂に彼も謎の男に誘拐され、監禁された地下室からの脱出が始まる的な話。

この地下室には壊れた黒電話がポツンと壁にかかっていて、その電話が突然鳴って、誘拐犯に殺された少年達からフィニーへ脱出のヒントが示されていくという仕掛け。

個人的には、もっとホラーして欲しかったし、せっかく誘拐犯にイーサン・ホークをキャスティングしているのだから、もっと見せ場をくれても良かったのではと思ってしまった。
フィニーの妹の異能力もあんまり効果を感じなかったしなぁ。

ただ、1970年代のあの頃的な空気感はしっかり味わえるし、エグいシーンも怖いシーンもそんなにないので、そういうのが好きな人にはオススメできるかな。