このレビューはネタバレを含みます
印象的なヴィジュアルとイーサン・ホークが出演してることもあって、ずっと気になっていた作品。寝かせて寝かせてやっと鑑賞。
全く予備知識なしに鑑賞したため、意外な話運びではあったもののそれなりに楽しめた。
シリアルキラーが登場する脱出ものかと思えば、幽霊から電話がかかってきたり、しっかり驚かせてくるホラー演出があったり、胸を打つ友情ものでもあったり、家族再生物語であったり、いろんな要素があるけど、綺麗にまとめてたと思う。
被害者の1人1人から脱出のヒントをもらうフィニー。ことごとく失敗に終わるものの、全てのトライに意味はあって1つの結末に集約される。
また、亡き親友ロビンとのトレーニングシーンは胸熱。「自分の身は自分で守れ」脱出するのではなく、やっちまえばいいのさ。
ラストもあっさりしてて良かったな。フィニーがグラバーを殺してしまったし、マックスも亡骸になってたので、フィニーが疑われるバッドエンドパターンもあるのか?という余計な心配をしてた。
グウェンの予知夢頼りの警察はどうかと思うけど、全体の完成度と比較すると些細なこと。尺もちょうどいいしホラー映画が苦手ではない方にはおすすめ。