このレビューはネタバレを含みます
男が男を育てる物語。
でも全然堅苦しくなくて、じんわりと心があったまる。
ちょっと落ち込んだときに観ると丁度いい。
野暮な説明セリフは一切無く、映像で心の動きを見事に表現している。
(ジョージ・クルーニーが監督だったとは!)
最初から最後まで本作はベン・アフレックに尽きる。
チャーリーっていい歳して親と同居してるし、バーで働いてるロクでもないオヤジなんだよね。
でも彼の発言はことごとくカッコ良くてヤケに説得力がある。
すっごくアホらしいこと言ってるのに。
実は大量に本を読んでるのも彼なりにナメられない為の美学なんだろな。
ラストでさりげなくJRにクルマのキーをあげちゃう所なんか痺れるわ。
エンドロールでバーの仲間たちとビーチでダラダラ過ごしてる所なんて最高過ぎる。
この人たちの日常を思わず想像してしまう。
人生思い通りに行かないことばかり。
でも『禍福は糾える縄の如し』。
イヤなこともあるけどきっといい事もあるさ。
酒飲んで元気出して行こうぜ。