にょこ

デューン 砂の惑星PART2のにょこのネタバレレビュー・内容・結末

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます



part1から2年5ヶ月かな、待ちましたね…
去年見られると思い、楽しみで楽しみで。
なんなら我慢できなくて、ホドロフスキーのDUNEを観たり、原作読んじゃったり。

まさかのスト😢しかもオッペンハイマーも公開の情報がなく、去年はほんとびっくりした…。

そして今年、3月!!どちらも観られる月ですよ。なんて贅沢。

レビューと違う前置きが長すぎですね。

先行上映をIMAXで鑑賞。体全体に響く重低音により、砂漠の中にいるかのよう。

part1よりパワーアップしています。
これは是非、映画館で見て欲しい作品です。
砂虫チャレンジ、ハルコンネンとの闘い、ラストの襲撃は圧巻の映像です。
ただやはり全てを説明、そして理解するのは映像化としては難しいので、もう一度読まないとわからないこともあります。

砂漠の力を身につけるポール、予知夢の選定、ジャニスはこの映画の中ではポールの師匠になりうる可能性があったのだろうか。。
最善の未来を選ぼうと苦悩しながらフレメン達の信奉者になる過程が怖いですね。

日本人の自分には宗教に対して多少アレルギーというか、危ういというか、怖いものというイメージがありますが…
(信じるものがあることは素晴らしいと思います、特捜部Q・Pからのメッセージを見ても思うし、今作ではスティルガーを見ても、信じる気持ちがあればこそのリーダーとしての強さがあることも納得できます。)
このアラキスにおいて過酷な環境の中で生きるには必要な信仰な訳ですね。
現に、緑の楽園に!という言葉を聞いただけで胸が熱くなります。

ただチャニのように若い世代からしたら、いまいち信じきれないという今作のスタンスは良かった。
また、彼女から愛する人がどんどん遠くにいってしまう怖さも伝わります。怒るのも無理はない。
過酷な環境には信仰が必要ってのはわかりますがレディジェシカも怖いですね。

対して、ハルコンネン側の策略が薄く感じてしまい、弱く見えてしまった。
スフィルも居ないからですが、レディフェンリングも原作とは少し違う立ち位置です。
彼女は皇帝やハルコンネンの目を掻い潜りながら、アトレイデスに警鐘を鳴らす側だったかと思いますが…
フェンリング男爵と皇帝のことまで描くとキリがないので、仕方ないですね。
(ロードオブザリングもだいぶ端折って端折って、しんどい決断だったろうし、映画というある程度決められた時間内や色々な制限がある中で収めるのは本当に難しいですね)

ハルコンネン男爵のラストも原作と違うけれど、ポールが手を下してくれた方がスッキリします。

そしてガーニー、生きててくれてありがとう。part1でレト公爵、ダンカン、スフィルと好きなキャラが居なくなってしまったので辛かった…
琴が聴けたのも嬉しい。

そしてワールドプレミアのニュースでアニャテイラージョイにびっくり!
アリアだろうとは思いましたが、本当に雰囲気ピッタリ!!美!!
にょこ

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