ずっと、このPart2を楽しみに生きてきたので、待ちきれずIMAX先行上映見てきた。最高の体験だった。
で、鑑賞直後は「ヤバい、ヤバい」しか言葉が出なかった。画面いっぱいの広大なアラキスの映像と、椅子が振動するほどの音の圧に、アラキスの砂漠の風や砂浴びてきたみたいな感覚があった。
親子二人で生き残ったポールとジェシカママ、互いに惹かれ合ってるポールとチャニ、普通に仲良く心許せる関係が出来たらいいはずなのに。どちらの間もずっと緊張関係なのが切なくも、そこが物語として面白かった。
特にチャニが、現代的な自分を持って恋する相手に向かっていくヒロインなので共感しやすい。惹かれながらもフレメンの民として、よそ者のポールが救世主って言われてることや、そうした伝説に懐疑的なのも真っ当な感覚だと思うし。何よりフレメンの民として先頭に立って戦う姿がかっこいい。それがあるから、余計に最後がああ!ってなる。だからもうこれからは、Part3を楽しみに私は生きていく。
ポールはある時までは前作同様に共感できて、気持ちや苦悩が手に取るように分かるけど、ある時から、ぐっと彼の心が作品見てる側から遠さかる。で、前半の時はアップで映ったり(いやもう美し過ぎ、眼福!)近くに感じるように映る場面が多いけど、気持ちが遠さがると遠くから映る場面が増えてて、そこら辺の撮影の仕方が良かったな、って思って見た。もちろん、戦いのシーンなんかの迫力はもう言わずもがな。
私の場合、特にPart2に関してはリンチ版のを見てたのがいい予習になってたみたいで、事前予習しなくても、話が分からないとかはなかった(ただし、全部理解してるとは全く思ってない)。ただ、この作品特有の用語あたりは事前に確認してると見やすいかもしれないな、って思う。