ニャキヤマ

デューン 砂の惑星PART2のニャキヤマのレビュー・感想・評価

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)
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ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の第二作目。
1作目は起承転結の「起」さえではない「K」ぐらいの内容(©️日比麻音子)で、ラストのゼンデイヤの「私たちの戦いはこれからよっ!」のセリフは思わず劇場で笑ってしまいました。

先行上映にてIMAXレーザーGTにて鑑賞してきました。

過去最高の映像体験でした。
劇伴も迫力満点でビリビリと椅子まで揺れる、まるで4DXのような上映で、その点では大満足です。

しかしストーリー的には相変わらずスロースターターで、シャラメ演ずる主人公はブレまくりで感情移入は出来ないし、一緒に広報で前に出ている割には出演時間が少ないオースティンバトラー、中盤に主人公が通過儀礼的な展開で周りが心配するほど煽っていた演出の割りには大したが事ないアレとか、敵が驚くほど弱い等々、強引な展開が散見され「ん?」と思うことは少なくなかったです。
※ますます「スターウォーズ」や「風の谷ナウシカ」に似てるな〜と思ったら、DUNEが影響を与えたのですね、、、

ただ超ビックバジェットのエンタメ作品としては最高!という感想ですが、飽くまで至高の”映像”体験としてというカッコつきで、”映画”的かというと「う〜ん」と思わざるを得なかったです。
またIMAX規模のでかいスクリーンではなく、スマホとかの小さな画面で見たら面白さが半減どころか、10分の1ぐらいの面白さになると思います(その意味では”映画”的なのかな)。
※あ、でもフォントはタイトル・エンドロール含めてカッコ良かったですね!

長時間( 2時間 46分)なのに全く飽きが来なく最後まで楽しめることは間違い無いので、是非劇場でご覧ください。
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