ヴェネツィア国際映画祭最高賞(金獅子賞)受賞作品。
オピオイド危機を扱った作品。
とても素晴らしかったです。
最終的にパーソナリティーと、物語の結末が合致するストーリーテリングは上手いなと感動して"立ち上がれば物事を動かす事ができる"と、とても勇気がもらえました。
何より対象であるナンゴールディンさんが、とにかく魅力的な事が本作を面白く観れる事に大きく寄与していると思いました。
そしてLGBTQ文化や当時のマンハッタンのレガシーとしての写真が多く見れて、リビングレジェンドとして彼女が存命な事が、もはや"アート"であるという価値を感じました。
勉強になって、目にも優しくて、勇気が出て、こんなに"観てよかった"という作品もなかなかなく、騙されて鑑賞してもらっても絶対損はさせないと思います。
邦題も素晴らしいですけど、、また何で改変してるんだろ?🤔
普通に直訳すれば「美と"苦痛"のすべて」なんでしょうが、まぁ客寄せ的には"殺戮"は間違えてないので良かったのかな、、とは思えました。