このレビューはネタバレを含みます
デューン、パート2!
虐殺から逃れるだけで終わったパート1。いよいよ本編、といった感じですね。
フレメンの修行や命の水を経て、ポールが覚醒していく様は格好良かった…!
そう振る舞っているから、というのも勿論あるんだけど、人智を超えた超越者といった風格で、堪らんです。やっぱり、シャラメめちゃくちゃハマってる。青い目も似合うね〜!
ラスト近く、自らの軍勢やサンドワームを携えての襲撃はテンション上がりました!下積み期間が長かったため、培った力を解放させるカタルシスは半端ないですね!
一方、予言や運命に付き従い、ポール個人の人格は置いてけぼりにされてる感じは気になります。チャニも反発してたし、ここのバランスをどう取るかが、今後の話の焦点になっていくのかな?
伏線も色々貼られてるみたいだし(アニャちゃん出てきてびっくり)、解説を読んで次作に備えておきたいな。
より大きな戦いを経て、ポールはどんな結末を迎えるんでしょう?そこは楽しみだなぁ。続編、ありますよね…??
あとは、SFならではの絵の楽しさ!
前作からそうだけど、人間から水を搾り取って埋葬したり、装備で浮遊したり、生誕祭に虐殺ショーの習慣(あの花火、汚ねぇ花火すぎる…笑)があったり。それぞれの一族や地域の文化みたいなものが描かれていて、そこも面白いですね!
大人な雰囲気なので、大衆娯楽作の中では、分かりやすい楽しさは少なめな印象です。でも、その分、映像やムードはひたすらにリッチで、ずっとこの世界を観ていたいと思わされます。
こういう作品に、生で触れられる機会はそうないと思います。非常に贅沢な時間を過ごさせてもらいました…!
続編も今から楽しみだ〜!