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デューン 砂の惑星PART2のひとでのレビュー・感想・評価

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)
5.0
宇宙を舞台にした壮大な叙事詩の続編。
予言や宿命などシェイクスピアの悲劇を思わせる重厚な物語と、ドゥニ・ヴィルヌーブ監督が描き出す観る者の感覚をも狂わせる不思議な世界に、久しぶりの高揚感を味わうことができました。
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敵対する勢力の陰謀で一族を滅ぼされたポールが、砂の惑星で抑圧されていたある先住民と出会うまでが前作。
選ばれし者的な立ち位置から、明確に"救世主"となった今作は、苦悩・復讐・覚醒と素晴らしい流れになっていたと思います。
時間を忘れるほどの没入感でした。
ポールが己の幸せではなく、"救世主"としての道を選んだ先に何が待っているか、数年後を楽しみに待っています。
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前作で異様な存在感だけ残した砂虫。
確かに鍵になる生命体ではあったけど、まさか乗るとは思わなかった。
笑う要素は一切ない内容だけど、民族大移動だけはどうやって乗ったんだろうと思うと、ちょっと面白かった😅
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