きりん

デューン 砂の惑星PART2のきりんのレビュー・感想・評価

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)
4.4
フランク・ハーバートによるSF小説DUNEを名匠ドゥニ・ヴィルヌーヴが圧倒的な映像で実写化した『DUNE/デューン 砂の惑星』のPart2

アトレイデス家とハルコンネン家の対立により追ってから逃れたポール(ティモシー・シャラメ)がアラキスの砂漠の民フレメンの救世主となっていく様を描く話。


ハンス・ジマーの重厚な音楽と圧倒的映像美がIMAXとの相性抜群で画面に釘付けにされた!
サンドワームのド迫力ぷりったら。しかもそれに乗って操ってるんだから凄すぎるぜよ。座席も震えるほどの音響は映画館でしか味わえない体感だった。

母親含めた出生の秘密や皇帝の陰謀、ベネ・ゲセリットの思惑など物語を深みへと誘うスケールの大きさに魅了される。とにかく世界観が壮大で初めてSTARWARSに出会った時ぐらいの興奮があるかも✨

ポールが救世主として祭り上げられる中での変化にはちょっとついてけなくて困惑してしまったよ💦宗教的な怖さがある。フレメンが救世主を信じ予言に囚われる中でチャニ(ゼンデイヤ)だけがまともで本当のあるべき姿を捉えていたように感じた。チャニの表情だけでご飯3杯はいける。
だからこそ命の水のくだりはグッとくるものがあった。

初登場の皇女イルーランを演じたフローレンス・ピューが最高のビジュアル💕見事なまでに癖のある衣装を着こなす佇まいは完璧で眼福。
大勢が見守るなかでのポールのイルーラン絡みの発言はチャニ同様驚いたし、この豹変!?っぷりは今後の展開が見逃せないではないか。正直この辺は唐突にも感じられ先にも述べたように気持ちついてけなかったのが本音だったけど💦

アクションの部分ではハルコンネン家のフェイド=ラウサ(オースティン・バトラー)とのタイマン対決は見どころのひとつ。特殊メイクで変貌した顔含め狂ってて最高だった⚔️💥

また私が今最も好きな俳優レア・セドゥの影のある役どころや、注目株一番のあの俳優がチラリと登場はPart3を期待せずにはいられない。

ところでリンチ版では登場したギルドが本作でも全く出てこなかったけどPart3では出てくるのだろうか🙄
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