さききち

デューン 砂の惑星PART2のさききちのネタバレレビュー・内容・結末

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

2024年17&19本目

IMAXGT@池袋グラシネにて。

サンドワームの背からの主観カットで浮遊感を感じた(マジ)。これだけでIMAXGTで観た甲斐があった!観る、を超えて体感する圧倒的な3時間。

観たことないヴィジュアルの数々に溺れる幸せ。『メッセージ』のアレみたいなハルコンネンの花火や、観たことないメカの数々(鳥山明が描くメカを観た時のワクワクと同じ…!)

序盤の砂漠の美しさ、そこにやってきたハルコンネンの浮遊のこれまた美しさ、フェイド=ラウサのキャラ造形の良さ、ハルコンネンの街の描写も強い印象を残し、惹きつけられた。(ハルコンネンが多いな…笑)
屋内においても、フレメンの居所そしてそこに集う一同を一気に写すショットなど、ロングショットを交えてスクリーンのIMAX画角に息を呑む。
また、序盤に特に多用された超クローズアップショット(バストアップショット)も強烈なインパクト。

ストーリーは、個人的にあまり乗れず。オッペンを観た後だからか、命の軽視が引っかかって移入できず。
→何がモヤったのかと考えていたら、「悪意ある英雄への邁進」だ。これが意図なんだろうけど、自分が想像していた期待とベクトルが違ったからモヤモヤしたんだなぁ。

余談
『オッペンハイマー』と連続で観たら、フローレンス・ピューの活躍が嬉しかった。

【2024.4.3追記】
IMAX@TOHOシネマズ立川立飛で再鑑賞

比類なき芸術作品。
2回目の方が頭がクリアになって数倍楽しめた。これを超える画・音響作りの作品は当面出ないのでは。

冒頭、砂丘でのポールと母の順光と逆光。
単なる公爵の息子(明)から英雄(暗)への変化。
ラウールの登場(コロッセオ)と死に際の対比。
前作と今作の奇襲。
様々な相似と対比も活きる。

素晴らしい、まさに総合芸術。

覚醒後のティモシー・シャラメの野太い別人のような演技も凄い。
さききち

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